在宅で働くインターゾーンのエンジニアに聞いた、リモートワークを成功させるコツ

システム開発部でエンジニア兼プログラマーを務める神田憲一(かんだけんいち)さんは、今年2019年1月から正式にインターゾーンの社員として入社したメンバーです。

エンジニアとして20年以上のキャリアを持つ神田さんのメインの仕事場は、群馬県のインターゾーン本社ではなく、千葉県にある自宅だといいます。普段はどのようにしてお仕事をしているのでしょうか。リモートワークを円滑に進める秘訣とは? 神田さんに聞きました!

「技術だけでなく人間性を見て、正式にメンバーになってほしいと思った」社長からの熱いメッセージ

──神田さんの現在のお仕事内容を教えてください。

クラウドシステム「gNOTE」を中心として、プログラムを組んで実際にシステムに乗せていく作業をしています。私が群馬県のインターゾーン本社に出社するのは毎週月曜日で、それ以外は主に千葉県の松戸市にある自宅で仕事をしています。

──インターゾーンではまだ事例が少ないリモートワークの働き方ですが、始めたきっかけは何だったのですか。

私はもともと15年間ほど、フリーランスのシステムエンジニアとして働いていました。2013年ごろ、gNOTEの前身となるシステムの開発を担当するエンジニアとして、代理店を通してインターゾーンと契約を結んだのが始まりです。当時はまだインターゾーン社内に開発部隊がなかったので、外注スタッフとして私がメインで開発を行っていました。

その頃の働き方も、いわゆるリモートワークのようなものでした。私は自宅で作業を行い、必要があれば電話会議などで担当者と打ち合わせをします。たまに群馬の本社に顔を出して、鏡山社長やインターゾーンのメンバーと食事に行くこともありました。

──フリーランス契約から社員に転身したのはなぜですか?

一昨年の2017年のことです。社長とふたりで話をしていた時に、これからはインターゾーンの社内に開発チームを作り、制作を内省化していくのだと聞きました。そこで、私に正式にメンバーとして加わってほしいとオファーを受けたのです。「技術だけでなく、神田の人間性や仕事への姿勢を見て、インターゾーンに入ってほしいと思った」と社長に言っていただきました。

インターゾーンは「社員を大切にする」という社長の強いポリシーがあり、社内はいつも活気にあふれています。今まで取り引きのあった会社さんの中でも、こんなに環境のいい会社はなかなかありませんでした。それがここまで自分を必要としてくれて、正直とてもうれしかった。自分にできることはしたいと思いました。

ただ、問題は距離です。私の家は千葉なので、群馬まで毎日通うことはできません。答えに悩んでいたところ、社長は「これからの時代は距離ではない」と言って、リモートワークという働き方をすすめてくれました。そして移行期間を経て、今年の1月から正社員としてインターゾーンに入社したのです。

画面越しでも毎日顔を合わせれば「仲間」になる

──フリーランスから社員になって、何が変わったと感じられましたか。

一番は「当事者意識」です。それまではフリーランスとして、担当のプロジェクトを完遂することが求められ、それに対しての報酬がいくらという認識でした。ですが社員となると、より主体的にプロジェクトと関わり、最終的に会社にもたらす結果を含めて責任を持つことが必要になります。

また同時に、以前よりも「チーム」を意識するようになりました。システム開発部のメンバーは私にとって「仲間」です。チームの中には若いメンバーもいるので、私の知識や経験を活用して、彼らの成長をサポートすることができればと考えています。

──リモートワークで、しかも年の離れたメンバーが多いことで、仕事のやりにくさはありませんか。

チームリーダーの山口さんは20代半ば。他のメンバーも20代が多いですが、ざっくばらんに何でも話せる関係を築けています。この前、リーダーの山口さんに「やりにくくないの?」と尋ねたら、「全然ありません」と返ってきたので、「じゃあないことにしよう!」と言って解決しました(笑)。

でも、こういう関係になれたのは春頃からですね。社員としてチームに入ったばかりの頃は、お互い遠慮して、探り合うような感じだったと思います。何しろ直接顔を合わせるのが週に一度だけなので、その時はなんとなく打ち解けたと思っても、1週間後にはまた元に戻ってしまうということが続きました。

──どうやって解決したのでしょうか。

チームでは自分が新参者なので、とにかく自分から話しかけて提案していくようにしました。その中でひとつ大きな変化だったのは、チーム内で毎朝10時と夕方5時半に行っている「朝会」と「夕会」という2つの定例ミーティングに、自分も毎日参加するようにしたことです。

入社した当初は、出社する月曜日だけ参加していました。でもある日から会社に自分のiPadを置きっ放しにして、月曜以外の曜日はビデオ通話でミーティングに参加しました。これがとても効果的で、たとえ画面越しであっても、朝と夕方に毎日メンバーと顔を合わせることで、チームの一員になれた感覚がありました。

リモートワークで育つ、自己管理能力と綿密なコミュニケーション

──朝会と夕会以外では、どのようにしてメンバーとコミュニケーションをとっているのですか。

システム開発部では「Appear.in」や「slack」、「Backlog」などのツールを活用しています。普段はslackで仕事のやりとりをすることが多いです。これは出社時であっても同様で、相手が作業に集中しているような時は、たとえ目の前に相手がいてもあえてslackでメッセージを送ったりもします。基本的な仕事の流れはリモートでも対面でもそう変わりません。slackでは仕事以外の雑談をすることもあって、最近ではチームでハーフマラソンに出場しようという話で盛り上がっています(笑)。リモートワークを実践する上では、チームメンバー全員が「いいチームを作ろう」という共通認識を持つことも大切だと思います。リーダーの山口さんの努力や、「チーム強化合宿」(→過去記事はコチラ)のおかげで、現在はとてもいい環境にあると感じています。

──リモートワークのメリットと、逆に気をつけなければならないことは何でしょうか。

自宅で仕事をするので、家族と過ごす時間が多いのはメリットだと言えます。子どもを見守ったり、リラックスした環境の中で仕事をすることができます。

同時に、良くも悪くも「公私混同」になってしまいがちです。プライベートと仕事を完全に切って離せないので、そういうものだと割り切って考えて、バランスをとることが必要になります。仕事の量もある程度は自分でコントロールしなければならないため、たとえば「自分は今これだけの仕事をしていて、これ以上は難しい」など、チームメンバーにその都度現状を共有します。

リモートワークは職場が離れている分、密なコミュニケーションが不可欠です。今回の私の事例がひとつのモデルケースとなり、今後はリモートワークと社内勤務のメンバーが分け隔てなくコミュニケーションをとり、活躍していける体制が確立すればと願っています。

インターゾーンでは、離れているメンバーも同じ「仲間」です!

社員の成長と働きやすさを重視するインターゾーンでは、リモートワーク、社内勤務にかかわらず、それぞれのメンバーが組織の中でやりがいを持って働いています。現在、複数の職種にて共に働く仲間を募集中! 少しでも興味を持ってくださった方、まずは一度気軽にお話ししましょう!

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