今回は、インターゾーンの創業社長であるカガミヤマさんに「若者のクルマ離れ・業界縮小」というテーマでお話をお聞きしていきたいと思います!
「自動車業界は縮小するって耳にしたことあるけど、大丈夫?」と感じている方は是非、この記事を読んでいただけますと幸いです!!!
※本編は前編・後編に分かれており、こちらの前編は主に「自動車業界」について焦点を当てた内容となっております。
※本内容はYouTube「インターゾーンちゃんねる」の動画内容を記事化しています。
カガミヤマ)
よろしくお願いします。えーっと、今日は何の質問なんですかね?
ナカムラ)
はい。今日はですね、自動車業界と事業についてということで、今まであまり触れてこなかったテーマでお話を聞いていきたいと思います。
カガミヤマ)
難しそうなテーマですね。
ナカムラ)
そうですね。結構大きなテーマになるので、前編後編の2本立てで撮っていきたいと思います。今日はですね、前編で「自動車業界について」メインに伺っていきますのでよろしくお願いします。
では早速ですが、「インターゾーンのターゲットになっている業界というのは自動車業界、特にカーアフターマーケットと呼ばれる業界ですが、これはなんでそうなったんでしょうか?」
カガミヤマ)
なんでというか僕が元々、出自的に、新卒で入った会社が出光興産という石油のメーカーだったので、会社を立ち上げた時にガソリンスタンド絡みのメールマーケティングをやるみたいな事業がスタートとしてあったんですね。
で、結局そこから発展してきたので、今この自動車業界カーアフターマーケットにいるっていう、そんな感じですかね。
ナカムラ)
「そこから他の業界に広げようとは思わなかったですか?」
カガミヤマ)
めちゃくちゃ思いましたね。めちゃくちゃ思いましたし、 実際やりました。やったんですが、うまくいかないですよね。意外と同じサービスで、それこそメールマーケティングの時に他の業界行こうみたいなことやったんですけど、なかなか展開できず、、、。
世の中には「選択と集中」っていう言葉があるじゃないですか。
ナカムラ)
はい。
カガミヤマ)
あれ本当にその通りで、一つに集中していくとですね、事業が伸びていくということを体感していったので、深掘りしていったっていう感じです。
ナカムラ)
とはいえ、ニュースとかを見ているとですね、「自動車業界が縮小するとか、若者の車離れなんて言葉を聞くと思うんですけれども、この辺りはどうお考えですか?」
カガミヤマ)
なんかマスコミの誘導的な感じがしますが(笑)、確かにそうなんですよ!
それ、別に間違ってはいないんですけど、それって日本の人口が減るからであって、別に自動車に限った話じゃなくて飲料メ-カーだって減るでしょうし、食品メーカーだって減るでしょうし。
ただ、自動車業界も縮小するというのは確かにそうではありますね。よく学生の皆さんからもそんな懸念の声を聞くことがあって、気持ちとしては分からなくはないというふうに思っています。
ただ、そうはいっても自動車ってやっぱり日本の基幹産業なんですよ。
で、皆さんご承知の通り世界的なメーカーが日本に集まっていて、自動車ビジネスに関連するものって裾野がめちゃくちゃ広いんですよね。まぁ、そういう風に捉えております。
ナカムラ)
「裾野が広いという表現でしたけれども、例えばどんなものがあるんですか?」
カガミヤマ)
はい。例えば、車の「ディーラー」だったりとか、我々も関わっている「整備」であったりとか、「ガソリンスタンド」とか「カー用品店」とか、こういうのはみなさんも分かると思うんですよ。
ところが、車って住宅の次にたくさんお金を使うものであるように、金融商品になるんですよね。なので例えば、車の「ローン」とか「リース」とあって、その先に金融商品の会社やその管理会社も存在しているんです。
もちろん「レンタカー」とか、最近で言うと「カーシェア」なんかもあったりしますよね。
こういったサービスって自動車に派生するビジネスとして存在していて、会社作って24年経つんですけど、私も未だに「そんな仕事あるんだ!」っていうのに出くわすんですよ。そう考えると自動車業界ってめちゃくちゃ裾野が広いんだなという風に思ってます。
ナカムラ)
「今のお話で、自動車業界と一言で言ってもいろんなサービス・事業があるんだなっていうのはイメージついたんですけれども、とはいえ全体を通すと縮小しますよね?」
カガミヤマ)
うんうん。そうですね。
え、それは何ですか??「今後、自動車業界は縮小するから、お前のとこも縮小するだろう?」っていうことですか(笑)???
ナカムラ)
え!?(笑)いやー、多分、こう、自動車業界に足を踏み入れるということにちょっと心配になる学生さんとか求職者さんもいるんじゃないかな?と思ってお聞きました(笑)。
カガミヤマ)
なるほど。それならば、ちょっとだけ私の捉え方をお話ししますね。
日本の基幹産業って言ったんですけど、「自動車の製造」についてお話すると、マーケット規模が50兆超えてるんですよ。
そして、私たちのアプローチしている「アフターマーケット」って言われるとこでも20兆超えてるんですよ。
これ、 めちゃくちゃでかいんですね。
で、こんな規模感のところにインターゾーンは高々、売上15億円程度を出している会社なんですよ。
この会社がもし、この数字を「10倍にする見込みが全くありません!」って言ったらそれ相当経営能力ないよねっていう話になるじゃないですか?
僕らベンチャーとしてやってきていて、当然のようにこの会社がより大きくなって、規模のでかいマーケットに対して向き合ってるということは、その領域で会社を大きくできると思ってるからなんですね。
それが、まず一つとして考えていることです。
もう一つは、縮小するっていうのは意外とですね、マーケットが変革する時なんですよ。
変革する時ってどういうことが必要になるかって言ったら、やっぱり世の中のイノベーションが起こるときなんですね。
で、このイノベーションが起こる時って、昔からあるオールドカンパニーよりかは我々のようなベンチャーの方が、その新しいイノベーションを使ったサービスで作り上げることができると私は思っています。
だからこそ、まさに伸びていくことができるという風に考えております。
ナカムラ)
わかりました。もう1点ですね。これはよくいただく質問になるんですが、
「自動車に興味ないんですが、入社しても大丈夫ですか?」
カガミヤマ)
はい(笑)。結論大丈夫です!え、ナカムラさんは興味ありますか?
ナカムラ)
いや、、、ないです、、、(笑)。
カガミヤマ)
そうですね、僕もあんまり自動車興味ないんですよ(笑)。ただ何が大事かっていうことをちょっと今からお話ししますが、大事なことってビジネスに興味あるかということなんですよ。
これ有名なお話で、皆さんねマクドナルドに行ったりするじゃないですか?
日本マクドナルドの創業者藤田田という方がいらっしゃるんですけど、もう今は故人ですけども。あの方は実はハンバーガー好きじゃないって公言したんですね。
でも、ハンバーガービジネスは大好きなんですよ。
これがあることによって全然違うんですよね。僕らはやっぱり事業をやってるので、自動車というモノに対してのビジネスをやっています。
当然営業であったりカスタマーサクセスであったりシステム開発とか、いろんな仕事がありますが、そのあらゆるものが、たまたま自動車というモノに対してビジネスをやってるということになるので、そのビジネスへの興味の方がめちゃくちゃ大事ですね。
で、伝えたいのは、ここで身につけるられるものっていうのは、実はモノが自動車じゃなくなっても通用するんですよ。
我々の会社で仕事をすると、自動車に詳しくなるわけではなくビジネスに詳しくなります。
そういう意味で、持ち運べる仕事の力っていうのは、いくらでもつけられるという風に思っております。
ナカムラ)
はい。わかりました。ありがとうございます。
私も学生さんとお話をする中で就活の相談を受けるのですが、やっぱり好きなことであったり、自分が興味を持てるかっていう軸で会社を探している学生さんも多いんですよね。
「今の話だと、そこだけではなくてビジネスとしてという観点でも見てみるとより視野が広がっていくということでしょうか?」
カガミヤマ)
どっちかっていうと、そっちの方が大事ですかね。「何を扱ってるか」に学生さんが目がいくのは分かるんですけど、実を言うと、そういうことよりは「そのビジネスに興味を持つ」っていうことの方が重要だと思います。
ナカムラ)
はい、分かりました。ありがとうございます。
本日は「自動車業界について」というところでしたが、今回はここまでで終わりとなります。
また、後編で事業についてもお話を聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
──────────────────────────────────────────────
いかがでしたか?今回は「自動車業界」についてお話を聞いてみました。
カガミヤマさん自身「自動車に興味がない」という話は驚きだったかもしれませんが、その理由を聞いてみたらみなさんも納得できたのではないでしょうか?
次回は、前編に引き続き「『業界の課題・インターゾーンの強み』教えて社長!」というテーマで後編を紹介いたします。
是非、お楽しみにしていてください!!
コメント