2018年6月に立ち上がった「事業開発部」。拠点は東京丸の内のコワーキングスペース「WeWork」です。コワーキングスペースとは、オープンな空間の中でさまざまな人たちが出入りして仕事を進め、人脈を広げるための場所のこと。
インターゾーンが推進するのは、「地方だけ」でも「東京だけ」でもない新しい働き方。本社のある群馬ならではの良さを生かしながら、東京で得たビジネスチャンスを日本全国に向けて展開していくという、「地方と東京のいいとこどり!」なワークスタイルへの挑戦です。はたして、そこで生まれる新たな可能性とは?
事業開発部の部長であり、インターゾーン創業メンバーのひとり、戸張真哉(とばりしんや)さんに話を聞きました!(戸張さんの過去記事はこちら)
自動車業界の常識を変える、新たなビジネスモデルを
──事業開発部の拠点は東京で、所属するメンバーは戸張さんおひとり。挑戦の多いインターゾーンの中でもかなりユニークな部署ですね。どういった経緯で発足に至ったのですか。
自動車業界はここ数年で、業界のあり方やエンドユーザーの情報収集方法などが大きく変わってきています。その変化のスピードはめざましく、テクノロジーの進化や人口減少といった環境変化を背景に、自動車の高性能化や小型化などの技術革新が起こっています。自動ブレーキや自動運転の実用化に向けた開発がその一例で、5Gの世界ではさらに変化が加速します。
インターゾーンがこの変化に適応して事業を展開するには、誰かが率先して5年後、10年後の未来を見据えたビジョンと事業を構築することが不可欠です。
私はこれまで、マーケティング事業部の部長として、群馬の本社を拠点に営業活動や人材のマネジメント、新サービスの立ち上げなど、会社の中核を担う業務を行ってきました。自動車業界の現場における課題や変化を誰よりも肌で感じていたので、その知見を生かした新規ビジネスの創出に注力するため、事業開発部を立ち上げました。
──群馬ではなく、東京にオフィスを持たれたのはなぜですか。
インターゾーンの本社は群馬県の高崎市にありますが、私たちが見ているのは群馬県内のマーケットだけではなく、日本の自動車業界全体に作用するサービスを提供することです。自動車業界の変化に対応し、新たな定義をつくりだす「チェンジリーダー」となるには、東京に拠点を置くのは意義のあることだと考えました。
──自動車業界の「新たな定義をつくる」とは何でしょうか?
私たちが参入している「車検」分野の現場では、人の手を使って紙に書いたりといった「アナログ」な仕事が中心です。これをデジタルの力で新しいアプリやサービスを生み出して業務を自動化し、生産性を飛躍的にアップさせる。車検の顧客管理クラウドシステム「gNOTE」(ジーノート)を軸として、業界にイノベーションを起こすことが目的です。
コワーキングスペースでの出会いから生まれる新企画
──事業開発部では具体的にどのような業務を行っているのですか。
自動車業界の課題に対するソリューションとなる新サービスの企画と開発を行っています。たとえば、プロジェクトの1つに「gNOTEプラス」というアプリケーションがあります。これは車検や自動車販売の現場が抱える「販促にかかるコストと労働時間」という課題を解決に導くためのアプローチとなるものです。
「gNOTEプラス」で実現できる世界は、
①お客様が車検・オイル交換・洗車などの日時を確定できる環境づくり
②車検・車販の見込み度合いによってDMや無料アプリ配信などを完全自動化
などであり、店舗へかかってくる電話が少なくなったり、DM費用が削減されたり、労働時間が減少されたりと、生産性向上に大きく貢献できる仕組みを構築できます。すでにリリースされているシステムで、現在はさらなる機能向上のための開発を進めています。
──戸張さんご自身が開発を?
私の役目は、アイデアを企画に起こし、実現に向けてのディレクションやデザイン、実装後のオペレーションの枠組みをつくることです。サービスの企画から立ち上げまでの業務を一気通貫して統括しています。事業開発部が発足してからは、gNOTEプラスやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)など複数のプロジェクトを並行して立ち上げ、動かしています。
──すごいスピード感です。東京にオフィスを持ったことも影響しているのでしょうか。
群馬の本社にいた頃から新サービス立ち上げに携わっており、もともと全国を飛びまわっていたので、仕事の内容自体はそこまで変わりません。東京に来て大きく変化したのは、あらゆる情報が入りやすくなって自分の視野が広がったこと。コワーキングスペースを拠点にしたのもその要因の1つです。
ここ「WeWork」はフリーアドレスで自由に席の移動ができるほか、定期的に交流会やパーティーが開かれます。先日たまたま知り合ったのがシェアリングエコノミーに関わる会社の方で、事業内容を聞いたらとても興味深かったので、すぐに「一緒に組みませんか」とオファーしました。今は彼らとの協働で新サービスを開発しています。
「会社の力」と「個人の力」を同時に伸ばす
──そうして次々と新しいビジネスが生まれていくのですね。
コワーキンスペースでの何気ない会話や、打ち合わせに行った客先での話、現場である販売店の方や整備士さんからヒアリングした課題など、すべてが企画のアイデアにつながります。いつも新しい出会いとビジネスチャンスがあって、ワクワクしますよ。
私は仕事する上で、何よりもこの「ワクワク感」を大切にしています。自分のアイデアや構想をふくらませて、どうしたら企画として実現できるのか考えて。すると、私の話を聞いたお客様も同じようにワクワクしてくれるのです。その瞬間を心から楽しいと感じます。
──戸張さんが今後目指すものは何でしょうか。
目標は2つあります。1つはテクノロジーの力でこれまでの自動車業界になかったものを生み出すこと。革新的なアイデアを形にして、継続的に高品質なサービスを提供できる枠組みをつくることです。
もう1つは、「個人」としての自分の力を伸ばしていくこと。今は個人としての存在価値を出しやすい世の中になっています。会社だけではなく、自分自身の市場価値を上げていくことも重要です。あらゆる情報を収集し、未来のことを考え、どのようなサービスが必要とされるか、これらをとことん考えることで必然的に「個」の力が鍛えられます。
可能性は無限にあって、アイデアが尽きません。ワクワクしながら未来を描くことができる今の事業部に、大きなやりがいを感じています。
コワーキングスペース「WeWork」でインターゾーンの可能性を広げるエンジニア、募集中です!
挑戦を続けるインターゾーンでは、「地方x東京」や「週1群馬勤務」など、新たなワークスタイルを実践するメンバーが次々と生まれています。群馬と東京の良さを同時に味わえる会社で一緒に働きませんか。現在、WeWorkオフィスでのエンジニアほか、群馬本社で働くスタッフなど、複数の職種にて共に働く仲間を募集中! 少しでも興味を持ってくださった方、まずは一度気軽にお話ししましょう!
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