四半期に一度、インターゾーンの「企業理念を体現し、経営にもっともインパクトを与えた社員」に贈られる「理念体現賞」。今期3人目となる受賞者は、WEB事業部の神保 野乃 (じんぼ のの)さんです!
2020年に全くの異業種である呉服屋から転職をした神保さんは現在WEB事業部のディレクターとして活躍しています。今回、神保さんが理念体現賞MVPに輝いた要因は何だったのでしょうか?ご本人にお話を伺いました!
──理念体現賞、受賞おめでとうございます! 受賞された感想を教えてください!
入社してから何度も経営会議には参加していますが、理念体現賞は自分には一番縁のないコンテンツだと思っていたので、名前を呼ばれたときはなにかの間違えなのではないかと思いましたね。正直、やったー!という気持ちよりも、驚きやとまどいの方が大きかったです
──第2四半期はノミネートされたものの残念ながら受賞せずでしたが、今回の受賞までの3ヶ月間、神保さん自身で意識して行動したことなどはあったのでしょうか?
私の主な業務はWEBサイトやDM制作のディレクションなのですが、この3ヶ月間は自分自身にとって難易度の高い業務に取り組んでいて、なりふりかまわず仕事をしていました。毎日が山登りのような感じです。
目の前のことに必死だったので、理念体現賞のことは全く頭にはありませんでしたが、もしかしたらその姿が周りから見たら頑張って見えたのかもしれないですね。
──「難易度の高い業務」とはどのようなものだったのでしょうか?
頼りにしていた先輩社員2人が産休や異動でチームを離れることになり、私の担当する業務が大きく変わりました。それまでWEBサイトの修正や実績集計が主な業務だったのですが、先輩がチームを抜けることをきっかけにWEBサイトの制作をメインで行うことになりました。
先輩が産休に入る前にWEBサイト制作の一連の流れをOJTで教えてもらったのですが、いざ一人で業務にあたるとわからないことだらけでした。
サイト制作着手から本番公開までの流れや作業内容、デザイナーへの依頼の仕方、クライアントとの事前の認識合わせや運用前に説明するべきことなど、一つひとつの作業が手探り状態でした。さみだれ式にクライアントに連絡をしてしまったり、デザイナーへの指示に不備があったり、周りの人にたくさん迷惑をかけてしまいました。
周囲に協力してもらいながらなんとか4サイトの制作が完了した頃、ほとんど同じ作業を繰り返しているのに、デザイナーに的確に依頼ができていないこと、クライアントの手を煩わせてしまっていることに気がつきました。
なんとかこの状況を改善したいと思い、チームメンバーやデザイナーと一緒にスムーズなWEBサイト制作が行えるように改善していきました。
──自分自身が体験した困難な体験を生かして改善を試みたんですね!どのような改善を行ったのでしょうか?
ディレクターとデザイナー間の余計なコミュニケーションを発生させず、スムーズにWEBサイト制作を進捗させることを目的に、デザイナーへの依頼書を作成しました。
制作に必要な情報を1つのスプレッドシートにまとめ、依頼書を作成する側、見る側、どちらも情報がひと目でわかるものをディレクターとデザイナーで相談しながら作りました。そして少しずつ改善を繰り返し、今ではどんなWEBサイト制作でも同じスプレッドシートで対応できるようになっています。
WEBサイト制作における作業に関しては、チーム共通のマニュアルがなかったので、自分自身のマニュアルとして使っていたメモをチームメンバー全員で使えるようにドキュメント化しました。ドキュメントにしたことで手順が変わったときや注意点があるときなど、メンバーが気がついたタイミングでメモを残せるので、常に誰もが同じ認識で作業にあたれます。
またクライアントとのやり取りに関しても、取材時にこれからつくるWEBサイトの概要や運用について記載したスライドを見せ、ヒアリングしながら情報を入力し、お互いに認識のズレが生まれないように工夫しました。
──すごくたくさん改善したのですね!これまでのやり方を変えるのは大変なことも多かったのではないかと思いますが、改善には神保さんのどんな思いがあったのでしょうか?
WEB事業部のディレクターは先輩以外みんな、WEBサイト制作初心者でした。きっと、他部署から、WEB事業部は大丈夫!?と思われたと思います。
でも、周囲から心配されないように、私がなんとかしなくては!というプレッシャーがあったんです。先輩がいない分、少しスピードは落ちてしまうかもしれないけれど、今までと同じ品質のものを提供したいと思ったんですね。
また、インターゾーンは他部署への移動やチームが合併したり、動きが多い会社なので、自分もいつまでWEB事業部のディレクターとして働けるかわかりません。もし私が部署を離れることがあっても、同じ品質でずっとサービスを提供しつづけられるようにしておきたかったんです。
今回、マニュアルや依頼書などを改善しましたが、まだまだ改善できるところはたくさんあるので、日々の業務で改善できるポイントを見逃さないようにしないといけないと思っています。
──今後、改善していこうと思っているところや、目標があれば教えてください!
今回は主に車検サイト制作に関する改善でしたが、板金やコーティングなどWEB事業部で制作しているサイトすべてを改善していきたいです。また私が担当している実績集計の作業が属人化しているので、誰でも簡単に作業できるようにしていきたいと思っています。
またチームでは、今以上にサイトの品質を高められるようにしていきたいです。サイトを作る側になるとユーザー視点を忘れがちなので、クライアントにも協力してもらいながら改善と検証を繰り返して、ユーザーが使いやすいサイトを追求していきたいです。
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